これは、すべて逆説的にとらえてください。
所々、本音もありますが、それはそれとして・・・・・・
9 通 夜 (2)
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 通夜は何と言っても、お清めの席です。
「ご供養ですから・・・是非どうぞ。」などと
言われれば
「そうそう、ご供養、ご供養。
しかも「是非」付きのご供養ともなれば
行かずばなんめい。」 故人とは
面識がないけれど喪主のいとこの
友達ともなれば
親戚みたいなものです。多分。

 このお清めの席も、混み合ってくると
お誘いの仕方が違ってくる。
まず、「是非」が抜ける。

「お清めはこちらです。」と「どうぞ」も抜ける。
それが、二、三人おきに声がかけられるようになると
その間お構いのない人の中には、
「オレの供養は、必要ないてかっ!。」ということになります。
ここはじっと我慢の子でなくてはいけません。
これが修行というものです。
(何の修行なのだ!)
席の様子が見られるところであれば、隙を見つけて突入する。
少しでも知っている人が入っていれば、強引に割り込む。
こうでなければ 清め席の回転は利 きません。
見えないところでは、通夜終了まで表で待つことです。

しばらくすると、喪主がでてこられて、
「本日はお忙しいところ、わざわざご弔問いただきまして
ありがとうございました。・・・」
「お忙しい」と「わざわざ」の部分では大きくうなずいて下さい。
「・・・明日の告別式にもどうか、皆様方の最後のお見送りを
お願いいたしまして、簡単ではございますが通夜のご挨拶と
させていただきます。本日はどうもありがとうございました!」・・・・・・
おいおい!・・・清めのご案内を忘れてるよ!
 このあと肩を落として、とぼとぼ帰る姿は、まさに通夜帰りにふさわしい。

 通 夜の料理は、最近あまり意味のないものが多いですね。
ちょっと前までは、白い割烹着の町内の婦人部らしい人たちが
忙しそうに駆け回り煮しめを作ったり、買い出しに行ったり。
今はたいていが仕出です。葬儀社出入りの仕出し屋がすべて持ってくる。
もちろんお手伝いの女中さんまで含めて、いわば出張パーティーの葬儀版ですね。
メニューは、握り寿司、オードブル、精進揚げ、煮しめ。
なかには唐揚げ、カナッペ、フルーツの盛り合わせ等々・・・もう何でもいいのです。
何でもありっ!
おでん、ビーフストロガノフなんていうのもありました。
固形アルコールバーナー付きの鍋仕様で、本格的でした。
ただ・・・真夏には不向きなメニューではないかと今でも思っております。
 葬儀社出入りの仕出し屋さんも大変です。料理ではなく、マージンが。
板さんが、泣いていました。自分の作った料理が値段相応のものであれば
腕の奮いようもあ りますが、たいていはびっくりするような定価がつけてあります。
2000円くらいの会席弁当に5000円の値段が付けられると
料理人として良心の呵責に悩むそうです。2割3割は当たり前
今相場は4割5割だそうです。
「おたくは何本?。」・・・開口一番、葬儀屋さんが聞くそうです。
営業に回る仕出し屋に。
「・・・20%です。」「ふ〜ん、じやあとは個人的に、オレの口座に入れといてよ!」
今、葬儀屋は祭壇で儲けません。バックマージンで儲けるのです。極めて個人的に。
「料理の足らないのは一番みっともないですよ」これが殺し文句になっています。
 通夜料理は、余って捨てるくらい多めに準備しましょう。ここポイント。

(年/月/)

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