これは、すべて逆説的にとらえてください。
所々、本音もありますが、それはそれとして・・・・・・
8 通 夜 (1)
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 通夜もアフターファイブ。
都会では通夜の会葬が、翌日の葬儀に比べて
多いようです。何でも仕事中心。
日々の生産活動が優先される
社会の仕組みです。
それを裂いていそいそと参るわけですから、
服装には十分注意をして下さい。
参るくらいですから、平服ではいけません!。
もう既に予想 していたように
完璧な身支度こそ、参るにふさわしいものと
思って下さい。葬家は、この通夜に
全力をつぎ込んでいるはずです。
並々ならぬ資金と思いこみで
臨んでいるのですから
それを察してあげなければなりません。
喪主はあなたのように気軽ではありません。
会社の途中でちょっと寄ってみる。
赤提灯の縄のれんじゃないんですから
そんな心構えで参 ってはいけません。

 そう言えば、通夜には提灯、付き物ですよね。
提灯だけでなく道の角々には案内看板。
キャバレーの開店よろしく、捨ててもいいような安物の看板に
しっかりと葬儀屋の名入り。
そこいらじゅうの電柱に立てかけてありますよね。
電柱が怒ってましたよ。
「オレはこのために立っているんじゃない!」と。
もっと丁寧なのは、呼び込み、失礼!ご案内の方々ですね。
プラカードや弓張り提灯ぶら下げてご苦労様です。

大変重要なお役目の割には、下っ端の平社員などがやってます。
パシリと現在ではランク付けされますが、そのわりにはパシリ(走り)ません。
彼らは電柱の代わりなので当然です。
でも難しいポジションです、あのご案内要員は。
正装黒ずくめで○○家と書いたプラカードを掲げる姿は一見
間抜けに見えますが、改札口や雑踏に立つと
横目で見ながら過ぎて行く人の流れに緊張感が走ります。
ご案内である以上、目立たないといけないのですが
どうもお葬式を背負って立っている以上慎ましやかでなければなりません。
そのアンバランスに、何とも言えない哀愁を見つける今日この頃です。
白昼の忍者みたいで、目立っているようで
存在感を打ち消す雰囲気は格なものがあります。
(悦に入って、少々話がくどい。)

 通夜の始まりは、やはり読経からです。
ここで肝心なことは何と言っても、お焼香でしょう。
このタイミングを誤ると、通夜会葬は失敗します。
ここでのポイントは簡単なことです。
葬儀屋の指示に従うこと。これ間違いありません。
何故ならあなたを含めたご会葬の方々は、通 夜を演出する葬儀社の
いわばエキストラなのですから。そう思って下さい。
監督である葬儀屋はあなたの都合などいちいち考えません。
たとえ用事があって早く焼香を済ませねば、などと思っても
そんなわがままは許されません。
葬儀屋は与えられた時間の中で、葬儀屋なりの演出進行を見せたいわけです。
別 にお経には、 焼香して良いところや、してはいけないところがあるわけでは
ないのです。もったいぶって焼香をさせないのは、何か対外的な
些細な理由があるはずです。たとえばお焼香の人数が少ないから
あとでまとめていっぺんにさせるというような。
混み合った雰囲気が遺族に好印象を与えるとか、せいぜいそんな理屈です。
けれどもその指示には従って下さい。何と言ってもあなたは単に
葬儀屋のエキストラなんですから。
 勝手な行動や、葬儀屋より目立つ振る舞いは避けなければなりません。
故人にとって良いことでも、葬儀屋にとって面白くないことは
しない方が賢明でしょう。
よく、小さな花籠など持参でお参りに来られる方がいますね。
これはエキストラのスタンドプレーでイエローカード!。
何故ならそれを飾るための台からかぶせる白布まで
いやでも急遽葬儀屋は用意しなければなりません。まして・・・
その花が祭壇両脇に埋め込んだ葬儀屋の花よりいいお花だったりしたら・・・・・・!

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