これは、すべて逆説的にとらえてください。
所々、本音もありますが、それはそれとして・・・・・・
7 生前予約
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 何事も予約が肝心です。
リザーブは何も乗り物やホテルに
かかわりません。
死に際してもリザーブくらいしておくのが
現代人のマナーと言えます。
ご自分の意志を(これは死ぬと「遺志」と
言うことになりますが・・)キッチリ
伝えておくということ。誰に?。
家族ではありません。
真っ赤かの赤の他人にです。
これ今では、ジョーシキとなっております。


 祭壇から飾る写真はもとより
棺、返礼品、司会進行の演出まで
事細かに指示をしておきます。
中にはBGMから生前のVTRまで
持ち込んで、自分なりのお葬式を
こったものにしようと
それを生き甲斐!?にされておられる方も
いらっしゃると聞きます。

今時、葬式は自分でシナリオを作り人にやらせる。
これ、流行の最先端をいくオシャレな死に方だそうです。
難しいことではありません。
そういう会社がちゃ〜んとあるのです。
至れり尽くせりで、マニュアルに沿って申込みを済ませれば
後は楽しみにその幕開けを待つのみと なります。
こういう企業が「生前予約会社」と 呼ばれる会社です。

 確か1万円くらいの申込金(会費と言われていますが
単なる葬式代内金でしょう。)を納めます。後はそこで扱っている損保や
生保に加入するかどうかと言うことですが、これには当然入ります。
ここがポイントです。
 冠婚葬祭互助会は、月掛け会費で生前予約客を集めました。
この月掛け金が保険に変わっただけで、取り立てて「生前予約」が
目新しいことではありません。
でも、流行となれば、老いも若きも押し寄せるのが世の常ですよね。
いいじゃないですか、お葬式が楽になって。

 ありがたいのは、自分のお葬式を見も知らない他人に託す。
この信頼関係に涙がでます。
あなたの最後の意志を家族ではなく、それを商売にしている会社に委ねる。
これがミソですね。
委ねられた会社は、商売ですから完璧にあなたの遺志
(このときはこれでよい。)を繁栄してくれますよ!。
周りのことなどお構いなし。馬耳東風。キッチリとやってくれますその場だけ。
仏になれば後はホットケなんちゃって。この精神が企業化の秘訣です。

 今、終宴の希望を伝えておくのは茶髪の娘やエステの女房ではありません。
こういう赤の 他人の「生前予約」会社の窓口なんですね。
なんといい世の中になったことでしょう。
こんな大事なこと、今様の子供や女房にしみじみ話ができますか?
「バッカじゃないの!、なにマジになってんだョー」の二言でおしまいの今日この頃です。
まだこんな子でも家にいるだけ幸いというものです。
核家族という言葉がかつてありました。今あらたにそれが核分裂を起こしています。
これを核拡散世帯と呼びます。
(私は)こうなると「自分のことは自分で!」と幼稚園で教わったことが甦ってきます。
ある人が言いました。
「人生というものは、いろいろなゴミをまき散らしながら歩んで行くものだ。
残された最後のゴミは自分の死体である。」至極名言ですね。

 さあ気を取り直して、「生前予約」にお申込みを!。
これ、マナーです。
ゴミはゴミ箱へ。

(2000年 6月28日)

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